地方理学療法士の1日の業務
はい!
今日は地方理学療法士の1日の業務についてお話しようと思います。
まだ臨床実習を行っていない学生や、進路を決めかねている高校生。
今までの記事で理学療法士の仕事内容は分かったけれど、実際1日の業務って?
そんな疑問にお答えしたいと思います。
本題に入る前に。
私の職場について簡単に説明しておきます。
私は地方の総合病院に就職しています。
こちらでは、一般病棟・回復期リハビリテーション病棟・療養病棟・緩和ケア病棟などの病棟と外来があります。
地域密着型病院ですので、総合病院といってもリピーターの方が多くいます。
また、専門外来や進行性の特定疾患に対しても力を入れています。
リハビリテーションは、すべての病棟で行っており進行性の特定疾患に対するリハビリの提供や終末期にも力を入れています。
リハビリテーション部の職員は、各病棟毎のユニットに所属しています。
私が所属しているユニットは療養病棟になります。
他院と比較しても、珍しく療養病棟でのリハビリが拡充していると思います。
そんな職場で働いている私の1日をご紹介します。
8:15~
出勤・打刻
ケーシー(制服)に着替えてからタイムカードに打刻します。
その後、スタッフルームへ。
本日リハビリを行う患者さんリストを確認し、その患者さんの近日中や夜間帯の状態確認・把握をカルテで確認します。(電子カルテなのでスタッフルーム内のPCで作業します)
そして、本日のタイムスケジュールを組みます。
8:30~
全体ミーティング開始
ここでは、リハビリテーション部すべての職員(PT・OT・ST)が集合しミーティングを行います。
ミーティングといっても、連絡事項や遅刻・欠席者の確認のみなので朝礼って感じですね。
8:40~
各ユニット毎に分かれてミーティング
先ほどとは異なり、患者さんについての報告・伝達が中心です。
近日中、もしくは夜間帯に状態変化があった患者さんの報告や、先日中に行われたカンファレンス内容の伝達を行います。
8:50~
PT・OT・STが合わせて時間調整
一人の患者さんに対して多いと3療法のリハビリがありますので、時間が被ったりまたはハードなスケジュール(午前中のみに3療法のリハビリを行う、など)になったりしないように調整します。
9:00~
午前の訓練開始
スタッフルームから病棟へ行きます。
患者さんのもとへと行ってリハビリの開始となります。
12:00~
昼休憩
休憩は1時間ありますが、このうち20~30分ほどはカルテ記載(リハビリの実施時間・内容などの記載)や書類作成、午後の業務準備などにあたっています。
13:00~
午後の訓練開始
再度病棟へ行き、患者さんの元へ。
リハビリを開始します。
16:00/16:30~
訓練終了後よりカルテ記載 → 翌日の調整
訓練が終了した段階でカルテ記載に入ります。
人によって、訓練終了時間が異なりますのでカルテ記載開始時刻も異なります。
また、訓練と訓練の間に空き時間がある場合にもカルテ記載を行います。
17:00前~
翌日の患者さんの振り分けなど調整
毎日出勤者が異なりますので、担当が休みの患者さんについて翌日誰が担当するのかなど、調整を行います。
17:00~
リハビリ室の掃除
手が空いているスタッフで行います。
5~10分程度で終了します。
その後、カルテ記載や書類作成の残り、強会やミーティングなどなければ業務終了となります。
17:30頃
退勤
はい!
とまあ、こんな感じです(笑)
参考になりましたでしょうか?
ちなみにリハビリを行う人数なんですが。
出勤人数や受け持ち患者の担当人数など、その日によって異なります。
一応、当院の基準はありますが、そのへんの詳しい話は後日にしますね!
今回の記事もみなさんのお役に立てれば幸いです!
では!